思わず心を奪われる!カープの話題をゆる~くまったりと展開してくれる“オギリマワールド”。関東出身ながら中学生からカープファン。独自のタッチで描かれるイラストを交えたコラムでおなじみのオギリマサホが、広島アスリートマガジンWEBで、新たなカープの魅力を切り取る。連載2回目はカープ選手の“顔”に注目。カープ選手への愛とリスペクトがあるからこそ分析できた、オギリマサホならではの「カープ“顔”論」。これを読めば、もっとカープが好きになるはず!

『広島顔』ってどんな顔……

先日、佐々岡真司監督のルーキーイヤーである1990年の雑誌記事を読んでいた。この年は野茂英雄(近鉄)や与田剛(中日・現監督)など、佐々岡真司だけでなく各球団の新人が活躍し、一般の雑誌にも数多く新人選手の特集が組まれていたのだ。

ある記事の中で、このような文章に出くわした。「佐々岡はいかにも広島カープらしい顔つき、いわゆる広島顔をしており、その意味では広島入りを運命づけられていたのかもしれない」(『PLAYBOY日本版』集英社・1990年9月号)。

『広島顔』という概念があることは何となく知っていたが、具体的にはどんな顔なのか。そもそも球団によって顔の傾向が変わるものなのだろうか。疑問に思った私は、「どういう顔なんだ広島顔」とツイッターでつぶやいた。すると、多くの人から『広島顔』についての見解が返ってきたのである。しかし、人によってイメージするところが多少異なるようだ。というわけで、これを機に『広島顔』の真相について追究してみたいと思う。