2012年に華々しく一軍デビューを飾った若きスラッガーも今季でプロ11年目を迎える。毎年のように周囲から期待をされながらも、結果を残せず悔しいシーズンが続いた。今季は悔しさを晴らすべく、オープン戦を含めた実戦ではバットで結果を残し続けてきた。勝負を懸けたシーズン開幕は見えないが、背番号7は静かに闘志を燃やしている。

実戦では少ない打席数ながらも結果を残し続け、好調をアピールしていた堂林翔太選手。 

— 今季でプロ11年目を迎えますが、どのような意気込みですか?

 「毎年そうなのですが『もうチャンスも多くない』という思いがあるので『とにかくアピールするだけだ』という気持ちです。毎年そういうことを言っているんですけど、新監督になったというタイミングでもありますし、チャンスをつかむのは今季が本当にラストだと思って、これが良いきっかけになればと思っています」

— キャンプでの実戦形式の打撃、さらにオープン戦や練習試合では打撃で結果を残すなど好アピールが続きました。

 「いつも『最初だけ』と言われてきていますが……今季も現時点では順調に来ていると思いますし、その中で課題もはっきりしています。悪いところも少しずつ直していかなければ試合にも出れませんので、良い部分も伸ばしながら、そういう悪い部分も少しずつ改善していきたいですね」