カープOBであり、現在はクリケット日本代表選手として活躍する木村昇吾氏が、今季のカープの戦いぶりを独自の視点で分析。今回は、野村祐輔が618日ぶりの白星をあげた6月10日の西武戦について語ってもらった。
◆祐輔の存在がカープ投手陣に勇気を与えてくれるはず
皆さんこんにちは！昇吾です！
交流戦で悔しい想いをしていますが、
それももう残り僅か！
良い形で交流戦を締めくくり、レギュラーシーズンに弾みを付けて欲しいですね！
そんな良い締めくくりに期待がもてる試合が
昨日の西武ライオンズとのベルーナドームでの一戦！
実は両軍に在籍しておりましたので、
両軍の応援のため、現地に行かせていただきました！
どっちの応援？
ん〜どっちもですw
一緒に戦った仲間や先輩方がどちらのチームにも沢山いますし、
みんな活躍して欲しいしプロ野球の凄さを直に体感出来るのは
アスリートとしてもたまらない時間と空間でした！
そして、カープの先発は野村祐輔！
もちろん彼とも一緒に戦ってきましたし、
実はロッカーが隣りw
ルーキーの時からとにかく甘いマスクと可愛い風貌で、みんなに愛される雰囲気まで醸し出して、
隣りの祐輔に癒されてましたw
でも…実は負けん気が凄いんですよねぇ…
マエケンや大地とはまた違うタイプの負けん気で、
それが彼の強みですね！
特別速い球がある訳では無く、背も決して高く無い、
でも新人王や最多勝を獲得したその実績は誰もが成し遂げれる事では無いですし、
気持ちの強さやコントロール、投球術がまたカープの投手陣に勇気を与えてくれると思います！
昨日の試合も初回は球が高目にうわずってしまい、
そこを山川が逃さずに流石の一発！
そこから持ち味の制球力と負けん気の強さで、
低目にボールを集め味方の援護ももらいながら、
ライオンズ打線に的を絞らせず、
流れがライオンズに行きそうなプレイや場面も有りましたが、辛抱強く投げ見事約2年ぶりの勝利！
悔しい思いも沢山あったでしょうし、
それをバネにして再び一軍のマウンドに帰って来てくれた姿は頼もしくもカッコよかった！
祐輔おかえり！
そしておめでとう！
まぁ祐輔の事やからまだまだですって言うと思うけど、
ここから一緒に戦った仲間の勇姿を見れると思うと楽しみでしゃあないな〜
さぁ明日以降もええ試合を頼んまっせ〜！
ちなみに祐輔のロッカーは制球力とは真逆w
ほなまた！
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◆ライター
木村昇吾（きむら しょうご）
1980年4月16日、大阪府生まれ。尽誠学園高で3年夏に甲子園出場。愛知学院大に進学し、遊撃手でベストナインを5度獲得するなど活躍。2002年ドラフト11位で横浜に入団。2007年オフに広島にトレードで加入すると、一軍に欠かせないユーティリティープレイヤーとして活躍した。2015年オフに西武にテスト生で入団。2017年にクリケットに転身すると、2018年にはクリケット男子日本代表強化選手団に選出された。クリケット界の世界最高峰であるインディアン・プレミアリーグ（IPL）での活躍を目指し、現在も競技を続けている。
公式HP→http://shogokimura.net/
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