かねてから定評のあるバットコントロールを武器に、シーズン通じて安打を量産。昨季センターのレギュラーの座を奪い、規定打席に到達した西川龍馬選手!
 4番・鈴木誠也の前後を打つ打者の重要度が日毎に増しているだけに、今季3番を任される西川龍馬は、カープの主軸として欠かすことのできない存在となっています!
 今回はそんな西川龍馬選手のルーキーイヤー2016年に『広島アスリートマガジン』に収録されたインタビューを紹介! 
(『広島アスリートマガジン』2016年7月号掲載)

2016年シーズン中に撮影された本誌撮りおろしカット。少々照れを感じさせる絶妙な表情で、グラウンドに視線を送る。

◆タナキクの二遊間に圧倒

 開幕からしばらくたちましたが、今の率直な感想を教えてください。
西川 毎日緊張を感じています。まだレギュラーに定着できていないので、いつ試合に出ても最高のパフォーマンスができるよう気持ちを切らさないようにしています。

 現在二遊間は菊池涼介選手、田中広輔選手という不動のレギュラーが君臨していますが、西川選手から見てお二人のコンビはいかがですか?
西川 ベンチから見ていても、連携がしっかりと取れている良いコンビだなと思います。ゲッツーひとつにしても息が合っています。内野陣は連携が重要なので、自分も練習のときから会話をしたり試合中に声を出したりして、息のあった守備を見せたいと思っています。

 プロに入って衝撃を受けたことは何ですか?
西川 一つひとつのプレーの細かさに驚かされました。走塁面も守備面も、知識として全く知らないこともありましたし、自分がこれで良かったと思っていたことも実は間違っていたこともありました。そういうことを一からキャンプで教えてもらえたので良かったです。 ◆慣れない三塁守備との戦い

 ルーキーとして堂々の開幕一軍デビューを果たしましたが、当時の心境はどのようなものでしたか?
西川 目標を達成できたのでうれしかったです。キャンプのときはとにかくケガをしないことを目標にしていたのですが、キャンプが終わってからは開幕一軍という目標に切り替えてやっていました。それだけに充実感は大きかったです。

 プロ初打席は緊張しましたか?
西川 緊張はあまりしていませんでした。どちらかと言えば、前日の3月26日の対DeNA戦で初めて守備についたときの方が緊張しましたしガチガチでしたね(笑)。