10月14日に行われた巨人戦(東京ドーム)でカープ堂林翔太が3打席に立ち、8年ぶりに規定打席(372)に到達した。7番・サードで今季86試合目のスタメン出場となったゲームで、2打数無安打1四球と安打こそ放つことができなかったものの、3打席目で規定打席到達となった。

10月14日の巨人戦で8年ぶりの規定打席に到達した堂林翔太選手。

 プロ11年目となる今シーズン、堂林は6年ぶりとなる開幕スタメンを勝ち取った。「監督の期待に応えたいという一心で無我夢中にやっていました」と開幕当初に語っていたように、必死のプレーを見せ、7月には一時首位打者に立つなど序盤から打撃面で結果を残し続けてきた。

 夏場にやや調子を落とす時期もあったが、首脳陣の信頼を勝ち取った今季はスタメンが続き、規定打席到達となった。ここまで堂林はキャリアハイとなる48打点、本塁打は2012年の14本塁打に迫る13本を記録。また打率は2割9分前後をキープしているだけに初の打率3割も期待される。

 「1年間、一軍の戦力としてあり続けたい」

 シーズン前にそう語っていた背番号7。一軍での戦力の証とも言える規定打席到達を達成した。残り22試合、打撃各部門でのキャリアハイ達成も期待したい。