2017年に故障して以来、長く苦しいリハビリを経て背番号28は再び満員のカープファンが待つマウンドへと舞い戻ってきた。
「今でもマウンドに上がるたびに鳥肌が立ってしまうんです」。ファンから送られる大声援こそ、待望の『日本人左腕』への期待の現れ。床田寛樹が過ごす充実のプロ3年目のシーズンに迫った。

─ まずはリハビリから復帰されてから、2年ぶりの勝利おめでとうございます。4月6日の阪神戦で白星を手にした瞬間の心境はいかがでしたか?

「長いリハビリ期間を経て、ずっと一軍で投げて勝ちたいという思いを持っていたので、辛く苦しいリハビリでしたが勝った瞬間は『やってきて良かったな』と思いました」


─ 今季の投球についてご自身の手応えはいかがですか?

「打線が点を取ってくれているのもありますが、自分もしっかり試合をつくれているので順調に白星を積み重ねることができていると思います」


─ 開幕2戦目、3月30日の巨人戦で、久々にマツダスタジアムのマウンドに立たれました。どのような思いでマウンドに上がりましたか?

「もちろん緊張はしましたが、変に固まることもなく、良い緊張感を持って試合に入ることができたと思います」