◆忘れられない『ピースナイター』の最終打席

—打撃面ではプロ初本塁打を記録するなど、結果を残しています。一軍に上がって変化があったのですか?

 「いや、特に特別な変化はないですね。キャンプから継続していることをやった結果が、たまたま結果につながったのかもしれません。一軍は二軍と比べて相手投手のレベルが格上だと実感しました。一軍初打席で対戦した中日の柳(裕也)さんもそうでしたが、初対戦の投手が多いので、自分ができることを感じてやっていったのが、たまたま良い方向に向かったのかなとは思います」

—打席で意識することは何ですか?

 「まずは、ちゃんと相手投手と対戦する、ということを意識しています。いろいろ考えることはありますが、特に『長打を打ちたい』だとかそういうことを意識せずに、まずは相手投手との対戦に入っていくことだけを考えています」

—印象に残っている打席はありますか。

 「ピースナイター(8月6日・巨人戦)の最後の打席ですね。大差で負けていたんですが、その時、パフォーマンス席から『俺たちは絶対諦めない!』と、すごく大きい声で声援を送ってくださっていたんです。時間も時間でしたし、ああいう試合展開になると帰ってしまう人も多い中で、パフォーマンス席の方々は最後まで大きな声援を送ってくださいました。その中で何とかヒットを打てたことは、僕にとって一つ印象に残る打席になっています。ピースナイターという特別な日でしたからね。あの点差でしたけど、三者凡退で終わるのはちょっと……意地を見せないと自分自身許せない気持ちでした」

—プロ初安打よりも初ホームランよりも、ピースナイターの最後の打席が印象に残っているのですね。

 「そうですね。ピースナイターでのあの打席が一番印象に残っていますね」

(第2回へ続く)

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