◆今年の経験は、自分が進化する上で絶対に意味がある
—打者を抑える根拠を感じられた1球だったのですね。
「そうですね。それまでは偶然抑えたという感覚があったのですが、そこから『根拠があって抑えられる』と思える試合が増えたと思います」
—今季は中継ぎとしてブルペンに欠かせない存在となりましたが、先発への思いはいかがですか?
「今年は、『まず一軍にいられることが一番』と考えていました。何年経っても、先発でも中継ぎでも、どんな役割でも一軍で仕事をしないと意味がないと思っています。ただ、中継ぎを経験させてもらって、先発を見る目が変わりました。今までは先発しか知らなかったので、『5回、6回を投げて試合をつくった』と思っていたのですが、中継ぎを経験すると『その後にリリーフが何人も投げる』ということの重みを感じることができるようになりました」
—中継ぎを経験したからこそ、新たに感じることが多くあったのですね。
「中継ぎという経験をしなければ、きっと分からなかったと思います。たとえばまた先発に戻ったとしても、この経験は絶対に活きると思いますし、僕の考え方は変わっています。もちろん先発として、最低5回まで投げて試合をつくらなければ話にならないとは思っていますが、そこに今の考えが合わさったら、また違う投球ができるのではないかと思います。中継ぎを続けるにしても、今年の経験は自分が進化する上で絶対に意味があると思っています」
■髙太一(たか・たいち)
2001年7月26日生・愛媛県出身・プロ3年目
広陵高ー大阪商業大ー広島(2023年ドラフト2位)
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