異例のルーキー4選手が開幕一軍入りを果たし、フレッシュな顔ぶれでスタートした2026年の新井カープ。そのうちのひとりが、ドラフト3位・勝田成だ。「打撃は課題だらけ」と語った勝田だが、プロ初安打を劇的なサヨナラ安打で飾るなど、存在感を見せつけた。
NPBでもっとも小柄な選手。だからこそ勝田は、『自分の良いところを伸ばす』と決めて守備の道を極め、プロ入りをつかんだ。衝撃のデビューを飾った勝田成の、入団直後の声をお届けする。(『カープマガジン』2026年4月号掲載記事を再編集)
◆何かひとつ、良いところを伸ばそうと思ってやってきた
ードラフト会議直後、NPBもっとも小柄な選手としても話題となりました。勝田選手が野球を始めたきっかけは何だったのでしょうか。
「きっかけは、兄が野球を始めたことです。自然と自分も一緒にやるようになって……確か、2歳か3歳の頃だったと思います。小学生の頃は投手もやっていましたが、基本的にはずっと内野手です。自分は小柄ということもあるので、打撃で遠くに飛ばすというより、他に何かひとつ、良いところを探そうと思っていました。野球は確率のスポーツなので、確率の高いものから極めていこうということで、特に守備を意識して取り組んできました」
ー守備を極めるにあたり、大切にしている考え方はありますか。
「これまでお世話になった指導者のかたからは、『遊び心を持ってやる』ことを教えていただきました。まずは純粋に野球を楽しむこと、楽しんでいれば自然といろいろなことを考えるようになりますし、技術のレパートリーも増えていきます。緊張してしまうとどうしても力が入って自分の最大のパフォーマンスが出せなくなるので、常に楽しむことは意識するようにしています」
ー楽しむために、勝田選手が心掛けていることはありますか。
「僕は一球、一球、投手の投球やコースを見て、次にどこに投げるかを予想するのが好きなんです。データ野球というわけではありませんが、そういう感覚は意識しながらやっています」
ープロ入りからここまでの手応えを教えてください。
「自分は守備に自信があるので、そこはプロでもやっていけるという自信はありました。ただ、打撃の面ではまだまだ課題だらけなので、一つずつ潰していきたいですね。1年目からチームの勝利に貢献したいと思っています」
■勝田成(かつだ・なる)
2003年6月21日生/大阪府出身
163cm/70kg/内野手
関西大北陽高-近畿大-広島(2025年ドラフト3位)
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