守備ではDFの要として最終ラインを引き締め、攻撃では鋭い縦パスでスイッチを入れる。攻守にわたって現在のサンフレッチェ広島を支えているのが、16年目を迎えた塩谷司だ。海外経験も持つDFが、コンディション維持のために心がけているのは『オンとオフの切り替え』。安定感抜群のプレーに期待のかかる塩谷が、来季への思いを語った。(第3回/全3回)

プロ16年目のシーズンを迎えた塩谷司。最終ラインの一角として広島の堅守を支えている

◆オンとオフの切り替えと、『ストレスを溜めない』ことを意識している

ー塩谷選手は、明治安田J1百年構想リーグの地域リーグで全試合に出場しました。出場時間もフィールドプレーヤーの中ではチームトップです。コンディションを維持するために心がけていることはありますか。

「それが実は、特にないんですよね。僕はあまりケアなども受けないタイプなんです。もちろんフィジカルのケアは大切ですが、どちらかというとしっかりとオンとオフを切り替えることや、心のケアの方が大切だと思っているんです。やはりオンの時には、試合の緊張感やプレッシャーなどのストレスもかかります。もちろん、その状態の方が良いという人もいるとは思いますが、僕はそれがちょっと苦手で。休む時はしっかりと、ストレスなく休むことが大事かなと思っています」

ー『ストイックにやりすぎないのが大切』ということでしょうか?

「どちらにも良い、悪いはあると思うのですが、僕の性格には合っているのかなと思いますね。この年齢ですごくストイックになったとして、サッカーがうまくなったり、さらに体が動くようになったりするかというと、それは難しいのではないかなと思っています。もちろんトレーニングは大切ですが、僕の場合は『ストレスを溜めない』ということが一番合っているのかなと感じますし、今のプレーにもつながっていると思います」