今季リリーフとして60試合に登板し、チーム3位の23ホールドをあげた遠藤淳志。2020年以降は苦しむ期間が続いた遠藤にとって、再起をかけた今シーズンは「今年で終わりかもしれない」という覚悟とともに始まった。
そんな遠藤にとって、今季ともに左右のリリーフとしてブルペンを支えた髙太一の存在は大きかったという。後輩でありながら、互いに刺激を与え合う存在だという髙への思いを聞いた。(全3回/第3回)
◆二軍にいた頃からお互いに切磋琢磨し、良い関係性を築いてきた
—2025年シーズンは、二軍で野村祐輔コーチから『低めを意識するように』とアドバイスをされたそうですね。
「そうですね。ホームベースに突き刺すようなイメージで投げることを意識するようになりました。その結果、低めの球もそうなのですが、高めの直球も低いところから伸びるような真っ直ぐになってきました。昨季までは球速を求めて投げてきたのですが、上半身に頼りがちで疲れが出ると球速が落ちる傾向にありました。今年は上半身と下半身の連動ができているので、しっかり腕に力が伝わっていたのかなと思います」
—そういった手応えが、自信にもつながっているのでしょうか。
「今年は、プロに入って一番といっても良いくらいの手応えを感じたシーズンでした。直球でファウルや空振りが取れるケースが増えたので、『自信を持って良いんだ』と自分に言い聞かせることができました」
—今季は髙太一投手とともにブルペンを支えてきました。髙投手からいろいろな相談を受ける機会も多かったそうですね。
「試合の振り返りが多かったですね。そこまで深いアドバイスができているかというと、どうかな? と思ってはいるんですが(笑)。ただ、髙も僕も左右の中継ぎという近い役割を担ってきましたし、二軍で投げていた頃から打たれた時はお互いに声を掛け合いながらやってきました。髙からも『お互い頑張りましょうね』と声をかけてくれるので、すごくありがたい存在です」

