平川蓮のプロ1年目は、ケガとの戦いだったともいえる。開幕戦でスタメンに名を連ね、デビュー戦でお立ち台に上がるという華々しいスタートを切ったものの、4月、6月と相次いで故障。8月には左足関節外果骨折と診断され、シーズン通して一軍出場は29試合にとどまった。

 「ポキッという音がした」と語った6月の右手骨折。ケガを経験したことで、期待のドラ1のなかに変化はあったのだろうか。来季の飛躍が期待される平川が、ルーキーイヤーを振り返った。(全3回/第2回)

8月にはアクシデントにより左足を骨折。ケガに苦しんだプロ1年目のシーズンとなった

◆プロ入り当時に描いた理想の選手像は、いまも変わらない

―プロ1年目の今季、交流戦の楽天戦では右手骨折というアクシデントもありました。そこから初めて本格的なリハビリ期間に入りましたが、どのような思いで過ごしていましたか。

「当時はウエイトでも重量を上げられましたし、あまりネガティブには捉えていませんでした。気持ちが落ち込むこともなかったです。とにかく、今できることをやろうと思っていました。焦りはありませんでしたし、でも、『早く戻れれば良いな』とは思っていましたね」

―8月15日に実戦復帰しました。その後の感覚はいかがでしたか。  

「思っていたより早く実戦復帰できましたけど、感覚的にはまだまだでしたね」

―故障を経験したことで、野球への向き合い方や考え方に変化はありましたか。  

「特に変わってないですし、早く治して、戻るだけだと思っていました」

―プロ入り前に思い描いていた選手像は、今も変わっていませんか?  

「それも変わっていないですね。打者として、理想の打球は右中間、左中間にズドーンと。うまくいけばホームラン、みたいな打球ですね」

―打球角度も意識していますか?  

「角度は意識しますね。でもまだそういう打球が出ていないですね。練習でも納得できない部分があるので、練習あるのみです」