一軍定着に向けて、春季キャンプで汗を流す宇草孔基。

 カープの選手に密着し徹底取材をもとにお届けする、J SPORTSと広島アスリートマガジンの新企画『広島東洋カープ選手応援企画』。その記念すべき1人目に選ばせてもらったのはプロ2年目の宇草孔基選手。毎週の取材、毎月1回のロングインタビュー、そして、ファンの方の声も取り入れながら、企画を進めていきます。

 今回の記事は春季キャンプが始まる直前のタイミングで行ったインタビュー後編。共に自主トレを行った鈴木誠也選手から受けた影響について迫っていきます。

※2022年2月15日に『J SPORTS『カープ“愛”倶楽部』で公開
取材・文/真田一平 取材協力/J SPORTS

《J SPORTSと広島アスリートマガジンが独自に入手したマル秘エピソードも多数掲載》
※記事の全文は『J SPORTS『カープ“愛”倶楽部』で公開中(会員登録無料)

 

◆鈴木誠也が醸し出す空気感が高めた“意識”

―オフは鈴木誠也選手と一緒に自主トレをされました。

宇草:本当に毎日が充実していました。

―同じ時間を過ごした中で、鈴木選手からかけられた言葉で印象に残っているものを教えてください。

宇草:印象に残った言葉・・う〜ん、難しいですね。もちろん、いろんな話をさせてもらったのですが、今回は、“肌で感じる”もののほうが多かったですね。

―なるほど、深いですね。

宇草:誠也さんの姿を見て、誠也さんが醸し出す空間感を間近で感じるうちに、自分ももっと高いレベルでプレーできるようにしないといけない、そうなっていきたいと強く思いました。そういう意味でも、自主トレ期間中は、すべてが貴重な経験でしたね。

―かけがえのない時間だったと?

宇草:学ぶことがたくさんありました。

―鈴木選手のようなフィジカルを手に入れるのが理想?

宇草:そうですね。誠也さんもカープ入団時は体の線が細かったですが、今はパワーもあるし、威圧感も感じる体格になられています。僕も同じように、もっともっと体を大きくしてパワーアップしていきたいと思っています。

《J SPORTSと広島アスリートマガジンが独自に入手したマル秘エピソードも多数掲載》
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◆宇草孔基 プロフィール
1997年4月17日生。東京都出身。常総学院高では甲子園に出場し準々決勝に進出。高校時代はU-18代表に選出された経歴を持つ。高校卒業後は法政大学へ進学。4年生の春季にベストナインに輝くと日米大学野球選手権大会にも出場した。2019年ドラフト2位で広島東洋カープに入団。ルーキーイヤーの2020年シーズンは、二軍で打率.281、62安打を記録。10月に一軍デビューすると、プロ初安打・初打点を記録し、13試合で11安打を放った。しかし10月の試合で右腓骨(ひこつ)を骨折し離脱。長いリハビリを経て、2021年4月に実戦復帰。6月にはプロ初本塁打を放ち、交流戦では5盗塁を記録するなど、一軍で存在感をみせた。一度二軍に降格するも、10月に一軍再昇格を果たすと、10月・11月で25安打・2本塁打をマーク。1番打者として打線を牽引する活躍をみせた。3年目を迎える2022年シーズン、レギュラー奪取の期待がかかる。