株式会社エイジェックスポーツマネジメント(東京都千代田区・代表取締役社長:古後昌彦)は、スポーツ健康医療専門学校(東京・両国)施設内の柔道場にキッズ向けの柔道スクール『COCO Judo Academy』を発足させることを発表した。

講師となった、リオ五輪柔道金メダリストの田知本遥氏(左)と、パキスタン国籍の柔道家でリオ五輪、東京五輪にも出場したシャーフセイン・シャー氏(右)。

 このアカデミーは「勝ちよりも価値を追求する柔道アカデミー」をコンセプトとし、従来の柔道アカデミーと一線を画すものとなる。競技を重視する柔道アカデミーでは試合出場や試合での勝利を求めるが、勝ち以外の価値の創出を目的とする。

 講師には2名のオリンピアンを迎える。1人目は田知本遥氏。2012年のロンドン五輪、2016年のリオ五輪に2大会連続で出場し、リオ五輪では金メダルを獲得した。新たなアカデミーの発足という新しい取組みに「自分のこれまでの経験を子どもたちに伝えたい。学校以外にも楽しみにできるようなアカデミーにしたい」とコメント。

 そんな田知本氏とタックを組むのはシャーフセイン・シャー氏。パキスタン国籍の柔道家として現在も現役として活躍する同氏は、リオ五輪、東京五輪に出場している。異国の地から柔道に魅了されたシャーフセイン・シャー氏は「少し違った目線、違った捉え方で学んだ柔道を、グローバル時代に生きる若い子ども達にその価値を教えたい」と意気込む。

 アカデミーでは、柔道の基礎的な動きをしながら運動能力の向上を目指すベーシッククラス、発展的な動作を取り入れることで他の教室では得られない特別な運動能力の獲得を目標とするアドバンスクラスと2つのコースが設定される。

 また、世界で活躍した講師陣の海外経験を活かし、異文化交流のプログラムやアドバンスクラスでは海外アカデミーとのオンライン交流など柔道以外の学びの場も予定されており、幼少からさまざまな経験を積むことのできる貴重な場となりそうだ。真新しいコンセプトをもとに始まる本教室の無料体験会は、2月5日にスポーツ健康医療専門学校の施設内行われる。

詳しくは『COCO Judo Academy』の公式ホームページでの情報を要チェックだ。