◆新井の存在は、『チームにとってものすごく大きなもの』

— 打線では特に新井選手が中心としてチームを引っ張っています。その活躍ぶりをどのように感じられていますか?

黒田 昨季一緒にカープに復帰して、最初の意気込みである程度やるとは思っていました。入団する前に話をして彼の強い意気込みを聞いていましたが、ここまでやるとは思っていなかったという思いと同時に、ここくらいまでやるとも思っていました。

— 黒田投手にとって、新井選手はどんな存在ですか?

黒田 僕にとってというよりも、今のチームにとって、彼はものすごく大きな存在だと思います。

— 終盤にかけては、例年以上に『優勝』を意識した戦いになることが予想されます。

黒田 意識して勝てるようなものでもないですし、逆に意識しないで良いものでもないと思います。ただ、今まで僕らのやってきたスタンスというのは、目の前の試合を全員で必死になって戦っていくことをやってきていると思います。優勝を意識して野球をするものでもないと思いますし、シンプルに今日の試合を全力でやる、また次の試合に向かっていく、その積み重ねだと僕は思っています。

— 今季は地元マツダスタジアムは連日ファンが満員で埋めています。改めて、黒田投手にとって『カープファンの存在』は、どのような存在ですか?

黒田 カープファンのみなさんの存在は本当に大きいですね。ファンがいなければプロスポーツというものは成立しないですし、そのなかでカープファンは今、日本全国どこの球場にいっても、たくさんの方々に球場に足を運んでもらえています。毎試合、間違いなく選手の大きな力になっていると思います。

広島アスリートマガジン11月号は、新井貴浩新監督の軌跡を振り返る1冊! 広島を熱くする男が帰ってきた!新井貴浩新監督誕生 月刊誌でしか見ることのできないビジュアルも満載です。