◆クラブを取り巻く環境も変化。要因は、新スタジアムだけではないはず

ー先ほど海外移籍のお話が出ましたが、塩谷選手は2017シーズンから2021シーズンの間、アル・アインFC(UAE)でプレーされました。以前に広島に所属していた頃と広島復帰後では、スタジアムをはじめクラブを取り巻く環境も大きく変化しています。その変化をどのように受け止めていますか。

「UAEから帰ってきたタイミングはコロナ禍だったこともあって、無観客試合や制限付きの声出し応援など、エディオンスタジアム(現ホットスタッフフィールド広島)もすごく寂しい時期でした。そこからコロナ禍が落ち着き、エディオンピースウイング広島ができて、環境もガラッと変わったなという印象はあります。毎試合たくさんの方がスタジアムまで足を運んでくれていますし、ニュースでもクラブの営業利益などが話題になりましたよね。これまでは限られた予算の中で選手を獲得し、成長しながら戦っていくのが広島のスタイルだったと思いますが、今は即戦力を獲得できるクラブに変わってきていると感じます。クラブの規模が大きく変わってきたのかなと思っています」

ーファン・サポーター以外にも、サンフレッチェに注目する方は増えてきたのではないでしょうか。

「そこに関しては、やはり新スタジアムの効果が大きいですよね。ただ、スタジアムが新しいというだけでなく、やっているサッカーが魅力的で毎シーズン上位争いができていることも非常に大きいと思っています。チームの強さと結果、そしてファン・サポーターのみなさんに見ていて楽しいと思ってもらえるサッカーをすること。これは、今後も追求し続けていかなければならない部分だと思います」

(後編へ続く)