「課題と向き合い続ければ結果につながる」。 亜細亜大時代に得た確かな実感を胸に、カープのドラフト2位ルーキー・齊藤汰直はプロの世界でも成長を追い求めている。 一軍デビューも果たしたルーキー右腕に、野球人生の歩みと未来への思いを聞いた。(全2回/第1回)

2026年シーズン開幕戦で救援登板し、一軍デビューを果たした齊藤

◆直球の精度向上に向けて、試行錯誤の日々

―プロ入りして半年が経ちました。プロの世界には慣れましたか?

「大学時代から野球漬けの毎日だったので、その点ではあまり変化は感じないのですが、野球に対する責任感などは大学とはまた違ったものだなと思っています」

―一軍での登板も経て、プロの世界で『通用する』という手応えはありましたか?

「直球を高く評価していただけているという印象です。ただ、その直球が一軍では通用しなかったということが、いまの課題だとも思っています」

―『直球』が手応えでもあり、課題でもあるということですね。

「今は永川(勝浩)コーチ、野村(祐輔)コーチ、小林(幹英)コーチをはじめ、大野寮長の畝(龍実)さんからもアドバイスをいただきながら試行錯誤しているところです。課題は明確なのですが、それを自分の中に落とし込むのはまだ少し難しいですね」

―今回はルーキーインタビューということで、齊藤投手のこれまでについてお伺いします。改めて、野球を始めたきっかけを教えてください。

「父が野球をやっていた影響が大きいですね。小学1年になる頃には、いつの間にか野球をやっていました。小学4年頃から少年野球チームに入りました。もともと物静かなタイプだったのですが、野球をするうちにどんどん負けず嫌いな性格になっていきました(笑)」