昨季は右のウイングバックとして存在感を示した茶島雄介。ボランチ、シャドー、サイドと幅広い起用が可能な万能MFの素顔に迫る。
◆サッカーだけではなく大学では教員免許も取得
――広島出身の選手として、4年後に完成予定の新スタジアムには、どのような思いを持たれていますか?
「スタジアムや会場周辺の完成予想図というのが出ていますけど、自分にとっては本当に夢のような話です。自分が実際にそのピッチに立てるように、もっと頑張りたいという本当に良いモチベーションにもなりますし、広島にとってもサッカーが盛り上がったりサンフレッチェをより多くの人に見てもらうチャンスになると思います。サンフレッチェ広島というクラブがまたさらに上のレベルのクラブになるために必要なものだと思うので、新しいスタジアムと共に広島が盛り上がるような方向に進んでほしいですね」
――東京学芸大が関東大学サッカー大会で二部リーグ昇格が決定。後輩にメッセージをお願いします。
「仲間と一緒に目標を成し遂げられたのは本当に良かったですし、これからの人生の自信にもなったと思うので、それを糧にこれからも頑張ってほしいですね。自分もそうですけど大学の4年間というのは、サッカーだけじゃなく人としても大事な時間でした。そういう中で大学はユースのときと違って、ほとんどの選手がプロを目指さないという中でやってきて、でもみんながさまざまな思いを持ってサッカーをやっているというのも感じていました。そういう仲間と一緒にサッカーをやれたのは大きな経験でしたね」
――教員免許をお持ちですが、将来的には教壇に立ちたいという夢もありますか?
「ものすごく将来のことを考えて取ったわけではないですけどね。ただサッカー選手というものはそう遠くない時期に終わってしまうものですし、サッカーの経験を活かして指導者ということを考える上でも、人に教えるということを学べたことはとても良かったと思います。教育実習で実際にそういう経験ができましたし、教員免許を取って本当に良かったと思っています」
――けん玉が得意とお聞きしました。永井龍選手も同じことをおっしゃっていましたが?
「えっ、マジっすか? というか、けん玉が得意って、どこでそれを知ったんですか(笑)。実はそうなんですよ。小学校のときに、けん玉クラブに入っていて二段を持っています。永井選手も二段? いや、俺の方が上手いと思いますよ(笑)」