◆直球だけではなく変化球にも自信

——キャンプで練習を重ねていく中で、改めて今後は先発、抑えなどどこで投げたいという思いなどは出てきましたか?

 「そこまでこだわりはないんですが、どこを任されてもしっかり勝ちにつなげるというのは自分の理想としてあるので、とにかくそこに近づけるように頑張っていきたいと思っています。チームの勝利に貢献できる投手になりたいです」

——最近のカープは高卒2年目の投手が一軍で活躍するケースが多いですが、小林投手が目指すものは何ですか?

 「野球をやっている以上は一軍で試合をしたいという気持ちがあるので、一日でも早く一軍のマウンドに立って勝つということを目標に今季はやっていきます」

——一番、自信を持っている球種は何でしょうか?

 「一番は真っすぐだと思いますけど、真っすぐに近いカットボール、スプリットには自信を持っています。今は全ての球種のレベルアップを図っている段階なんですけど、カットボールの球速が140キロを超えましたし、スプリットも140キロ近く出ていたので状態は悪くないと思っています」

——体重が増えた、球速が上がったなどの具体的な変化はありますか?

 「連日の練習でも体重は減っていないですし、この前はブルペンで152キロが出ました。ブルペンの中で152キロは、ちょっと自分の中で飛ばし過ぎかなと思いましたけど(苦笑)、力感的にも全然そんなに力を入れている実感がなかったので、感覚的なものは変化してきているのかなと思います」

——逆に今の一番の課題は何ですか?

 「全体的に未熟な部分が多いですけど、困ったときに使える変化球の精度が低いと思います。試合の中では真っすぐが中心になると思いますが、毎回真っすぐの状態が良いとは限らないので、そのときに使える変化球を2球種くらい持っていた方が良いのかなと、このキャンプに入ってから思うようになりました」

——では改めて今後に向けての抱負をお願いします。

 「まずは一軍のマウンドで勝ちにつなげられる投球をすることを第一に考えていきたいと思います。その上でチームから必要とされる投手になりたいので、早くそこに辿り着けるように頑張っていきます。一日でも早く一軍のマウンドに上がって勝利を届けられるように頑張りますので、応援よろしくお願いします!」