◆津田恒実 1982-1991「球団初の新人王獲得。炎の剛球ストッパー」
<1960年8月1日生/投手/山口県出身/右投右打/1981年ドラフト1位/カープ在籍10年>

 古葉竹識監督の期待に応えるように、ルーキーイヤーから8つの完投を含む11勝をマーク。チームは5年ぶりとなるBクラスに沈んだものの、自身は球団初の新人王に輝いた。2年目以降はルーズショルダーなど故障に悩まされたが、1986年に抑えとして完全復活。唸る直球と、闘志を前面に押し出すマウンドさばきで“炎のストッパー”の異名を取った。

<登板286/勝利49/敗北41/セーブ90/ホールド-/防御率3.31>

◆佐々岡真司 1990-2007「100勝100セーブを成し遂げた大エース」
<1967年8月26日生/投手/島根県出身/右投右打/1989年ドラフト1位/カープ在籍18年>

 初登板初先発を勝利で飾るなど、初年度からフル回転。新人王の座は与田剛 (中日)に譲ったものの、13勝17セーブの好成績を記録した。以降も18年間にわたりコンスタントに登板を果たし、江夏豊以来、史上2人目となる先発100勝、100セーブを達成。平成の大エースとしてチームを支え続け、現在は第19代一軍監督としてチームの指揮を執っている。

<登板570/勝利138/敗北153/セーブ106/ホールド5/防御率3.58>