◆2017年夏:大舞台の重圧に負けず全力プレーを実践

鹿児島・神村学園高出身の羽月隆太郎選手。

 どんな場面でも全力プレーを貫く羽月隆太郎。そのプレースタイルは高校時代の影響を色濃く受けている。

 2005年以降、コンスタントに甲子園出場を果たしている神村学園高出身。1年からレギュラーとして活躍し、2年の夏には甲子園出場。2試合に出場し4安打2打点を記録した。167cmと小柄ながらもコンパクトでシャープなバッティング、50メートル5秒7の俊足を活かし、自分よりも体の大きい選手に負けないプレーをみせた。

「高校3年間で思い出に残っているのは甲子園でプレーした試合ですね。今振り返っても楽しかったです」

 仲間と汗を流し、大きな声援に包まれて試合をした経験は、羽月を成長させるきっかけになった。

「チーム一体となって日々の練習を継続し、一つの目標に向かってコツコツやることを学んだ3年間でした」

 技術だけではなく、精神的にも成長した3年間は今の羽月の礎となっている。