カープは14日、今村猛(30歳)、鈴木寛人(20歳)、中村恭平(32歳)、行木俊(20歳)の支配下4投手と、畝章真(26歳)、佐々木健(22歳)の育成契約2投手と来季契約を結ばないことを通告した。プロ1年目の行木は育成選手として契約の方針。

今村猛はプロ12年間で21勝30敗36S115ホールドを記録した。

 プロ12年目の今村は、2009年ドラフト1位で清峰高から入団。中継ぎとして頭角を現すと、プロ2年目の2011年には54試合に登板し、一軍定着。プロ3年目の2012年には29試合連続無失点を記録するなど、自己最多69試合に登板し、防御率1.89とリーグを代表する救援投手となり、第3回WBC日本代表にも出場した。2016年にはセットアッパーとして67試合に登板し、25年ぶりのリーグ優勝に貢献。連覇した2017年にはストッパーとして23セーブを挙げた。2019年以降は登板数が激減し、昨季はわずか6試合、今季は一軍登板はなかった。通算431試合に登板し、21勝30敗36S115ホールド、防御率3.46。

 中村恭平は2010年ドラフト2位で入団。伸び悩むシーズンが続いたが、2019年には自己最多43試合に登板し存在感を見せたが、今季はここまで一軍登板なしだった。2019年ドラフト3位で入団した鈴木はわずか2年で戦力外となった。