今季は正捕手として君臨し、2018年・2019年には選手会長の重責も担った會澤翼。プレーヤーとリーダー、2つの役割を巧みに使い分け、数々の修羅場をくぐり抜けてきた16年目捕手。その素顔をよく知る、広島OB・石原慶幸氏と、日本代表で、選手とコーチとして共に戦った中日OB・井端弘和氏に、會澤翼の魅力について聞いた。

精神的支柱としてチームを支える會澤翼

カープOB・石原慶幸氏
『魅力は安心感とリーダーシップ。今季もまとめ役として期待』

「今年も會澤に期待したい役割は、チームを引っ張る『まとめ役』のような存在です。投手からしても會澤の存在は心強いはずです。あれだけの経験と実績があり、日本代表にも選出された捕手の言葉や仕草から受ける影響は、非常に大きいと思います。また、リーダーシップを発揮できる選手がそう多くはいないなかで、會澤はそれができる選手だと思っています。開幕前に正捕手に指名されましたが、會澤の捕手としての魅力は『安心感』と『リーダーシップ』。投手に“ここに投げれば大丈夫だ”と感じさせる雰囲気があります。ここ数年は体調面で苦労していますが、今年は一年間、チームの力になってもらいたいですね」

中日OB・ 井端弘和氏
チームをまとめる才能を持った、非常に稀有な選手』

「日本代表のコーチ(2017年〜)として會澤と時間を共にして気づいたことですが、會澤は意識してチームをまとめるのではなく、“自然と”まとめることができる非常に稀有な選手です。キャプテンに就任したんだからチームをまとめてと言われても、そう簡単にできるものではありません。ただ、會澤は自然とそれができます。WBSCプレミア12の時も、いつの間にか會澤が先頭に立ちチームを一つにしようとしていました。これは一種の『才能』だと思いますね。こういった才能は身につけようと思っても身につくものではありません。小さい頃から積み重ねてきた経験の中で、自然と身についたものではないでしょうか」

◆會澤翼(あいざわ・つばさ)
1988年4月13日(33歳)/茨城県出身/175cm・89kg
右投右打/捕手/水戸短大付高-広島(2006年高校生ドラフト3巡目)