プロ野球・広島東洋カープ、サッカーJ1・サンフレッチェ広島をはじめ、多数のスポーツチームが存在する広島県。

 広島アスリートマガジンの新連載「HIROSHIMA SPORTS NAVI」では、スポーツ王国と呼ばれる広島で活躍するスポーツチームから、選手自らがナビゲーターとなりチームや競技の魅力をたっぷり紹介する。

 記念すべき第1回は、プロバスケットボールクラブ『広島ドラゴンフライズ』から、朝山正悟選手が登場する。広島生活8年目を迎える朝山選手が、ドラゴンフライズが目指す未来、そして広島の街への思いを語る。(前編)

自然と都会の融合が広島の魅力と語る朝山選手。オフには家族と自然の中でクワガタ捕りをすることもあるという。

◆バスケならではの臨場感や一体感を、アリーナで体感してほしい

 初めて広島を訪れたのは、ドラゴンフライズの対戦相手として遠征してきた試合でした。その当時、観客は600人ほどだったように思います。僕が入団した頃には1000人前後まで増えていましたが、それでも想像していたよりはずっと少ない印象でした。

 僕たちは、ドラゴンフライズが広島の街に根付いた存在になりたいと考えています。

 「週末の観戦が楽しみだから平日も頑張れる」という人がいたり、子どもたちがバスケをしている歓声が日常的に聞こえてきたり、ドラゴンフライズのTシャツを着て学校に通っている子どもがいる……そうした風景があって初めて、「広島にドラゴンフライズが根付いている」と言えるのではないかと思っています。

 最近はフルハウス(満員)の試合も増えてきましたが、目標に至るまでの道のりは、まだまだ長いと感じます。

 バスケは席種によっては選手とほぼ同じ目線で試合を楽しむことができますし、2階席からアリーナを俯瞰して見るという楽しみ方もあります。音楽で会場全体を盛り上げる演出も、バスケならではの魅力です。室内で戦う競技だからこその臨場感や一体感は、ぜひ一度アリーナで味わってもらいたいですね。

 広島にバスケとドラゴンフライズがもっと根付いていけるように、僕自身ももっと頑張っていきたいと思っています。

<後編につづく>

《プロフィール》
朝山正悟◎あさやましょうご
1981年生、神奈川県出身
日立サンロッカーズ(現:サンロッカーズ渋谷)、オーエスジーフェニックス(現:三遠ネオフェニックス)などを経て2015年から広島ドラゴンフライズ。ポジションはSG/SF

《チームデータ》
【 広島ドラゴンフライズ 】
2013年創設のプロバスケットボールクラブ。ホームゲーム会場は広島サンプラザホール(広島市)。初代ヘッドコーチ(HC)に佐古賢一氏を迎え、全日本総合バスケットボール選手権大会では創設1年目にして準優勝を果たした。2020-21シーズンにB1昇格。クラブ名は宮島に生息する『みやじまトンボ』に由来し、厳島神社の大鳥居をイメージした朱色がクラブカラー。