8月28日、エイジェックスタジアム(栃木県宇都宮市)で中学硬式野球の頂点を決める『3rdエイジェックカップ 中学硬式野球グランドチャンピオンシリーズ』が開幕する。この大会は中学硬式野球5団体(ポニーリーグ、ヤングリーグ、リトルシニア、ボーイズリーグ、フレッシュリーグ)の各団体の選手権を制したチームが一同に集い、統一ルールの下で、リーグの垣根を超えた中学硬式野球日本一を目指す大会。8月29日には、明治神宮野球場で決勝戦が行われる。
今回は今大会に出場する中学生選手たちにアンケートを取り、『憧れの選手』についてを取り上げる。
<エイジェックカップ出場選手の「憧れの選手」>
1位 7人 山本由伸投手(ドジャース)
2位 5人 岡本和真選手(巨人)
3位 4人 源田壮亮選手(西武)
今宮健太選手(ソフトバンク)
坂本勇人選手(巨人)
大谷翔平投手(ドジャース)
7位 3人 イチロー選手(元マリナーズ他)
アンケートの結果、2023年のWBC優勝メンバーを中心とする、日本代表クラスの選手が上位を占める結果となった。山本由伸は、出場5チームのうち4チームの選手から名前が挙げられており、「日本人プレイヤーのトップモデル」という印象を受ける。
2位は巨人の岡本和真が5人から支持を得て、3位には日本を代表する遊撃手である源田壮亮、今宮健太、坂本勇人と大谷翔平が並んだ。
そんな中、次点となる7位(3人)にはイチロー氏がランクイン。今年は日米の野球殿堂入りという大偉業を達成したが、数々の世界記録を樹立したスーパースターの活躍は世代を超えて語り継がれていることが見てとれる。
世界で活躍する選手への支持が多かった一方で、『地域色』も見てとれた。佐賀フィールドナインからはチームの所在地である佐賀県神埼市出身の野中信吾氏(元DeNA 他)や、オール岡山ヤングからは同チームのOBで今秋のドラフト上位候補に名前の挙がる城西大の松川玲央選手の名前が挙がった。
このエイジェックカップグランドチャンピオンシリーズには、各団体の選手権を勝ち抜いた、中学生のトップモデルと言えるような選手たちが出場する。彼らが将来は『憧れの選手』として語られる日もきっと遠くないはずだ。中学硬式最高峰の熱戦に期待したい。
<試合情報>
『3rdエイジェックカップ 中学硬式野球グランドチャンピオンシリーズ』
【8月28日】エイジェックスタジアム 栃木県宇都宮市西川田6-1-3
第1試合(9:00) :オール岡山ヤング vs 世田谷西リトルシニア
第2試合(11:30):佐賀フィールドナイン vs 東海中央ボーイズ
第3試合(14:00):高崎中央ポニー vs 第1試合の勝者
【8月29日】明治神宮野球場 東京都新宿区霞ヶ丘町3-1
決勝戦(9:00):第2試合の勝者 vs 第3試合の勝者
※両日とも入場、観戦無料