カープが大好きな役者・我善導がナビゲーターを務めるカープTシャツコレクション。カープファンの心を魅了し続けるTシャツを、役者生活20年目を迎えた我善導が語り尽くす。懐かしのTシャツから最新Tシャツまで、たくさんのTシャツがありますが、どれが紹介されるかはナビゲーターの気分次第。果たして、あなたのお気に入りの1枚は取り上げられるのか!? カープTシャツの魅力を新たな視点で切り取った連載。さぁ72回目の幕開けです！
◆カープTシャツコレクション～今週の一枚～◆
今週もよろしくお願いします。カープ大好き役者・我善導です。
先週のカープはヤクルトに3タテをくらったものの、巨人には2勝1敗で勝ち越し！マクブルーム選手のサヨナラ本塁打があったり、羽月選手、上本選手のスーパーファインプレーなど、見どころ満載の試合が続きました。
でも僕はあの選手の雄叫びにやられてしまったのです。
◆今週の一枚〜72枚目〜◆
「松山竜平サヨナラヒットTシャツ 2018.9.23」
この日の試合。1−1で迎えた9回。1死2、3塁のチャンスで打席に立ったのは松山選手。DeNAの三嶋投手がフルカウントから投じた初球をライト前に打ち返しサヨナラ勝利となりました。そしてこの日、カープの優勝マジックは「1」となった。そんな試合でした。
この試合、僕は現地で見ておりました。このDeNA戦の前の阪神3連戦から見ておりましたので4試合連続で観戦していました。もちろん優勝を見る気満々で広島に乗り込んだ記憶があります。しかし阪神戦に1勝2敗で負け越してしまい、マジックを思うように消化できなかったため、この日の優勝はお預けとなってしまいました。そして僕はこの試合を見て東京へ帰らなければいけなかったので、現地での優勝を見れず残念…ではありましたが、それでもサヨナラ勝利を見れたのはうれしい！そんなことを思った記憶があります。
そして時を戻して先週のヤクルトとの3連戦の3戦目。1−1で試合は延長戦に突入し、ヤクルトに1点を勝ち越された後に迎えた10回裏の攻撃。1死満塁のチャンスをつくると、打席には「代打・松山選手」。マクガフ投手の６球目をライトに運び、土壇場で同点に追いつくタイムリーヒット！
この時の松山選手の雄叫び、これにやられました。
チームが追いついた、自分のバットで追いついた、そんなうれしさからの雄叫びであったことは間違いないと思います。でも僕には、松山選手の悩みや葛藤、プレッシャーなどいろんな思いがこもった「雄叫び」に見えました。
今年の松山選手はチームの若返りもあってか、「代打の切り札」という立ち位置。切り札の立ち位置ではあるものの、本人としては決して満足のいく成績ではないはずです。
そこに同じ外野手、同じ左打者である秋山翔吾選手の加入。チームとしては大きいですが、きっと焦りは増幅されるでしょうし、危機感も生まれると思います。そういったものを全部吹き飛ばすような「雄叫び」のように感じました。「絶対勝つんだ」そんな思いが伝わってきた一打でした。
その試合、結果的には負けてしまいましたが、松山選手のあの雄叫びで「誰も諦めていない」ことを感じましたし、同じように感じたファンの方もきっといると思います。この先何が起こるか分かりませんから、まだまだ勝ちにこだわってプレーしてほしいと思います。
元気いっぱいなカープが見たい！泥臭いカープが見たい！期待してます！！
それではまた来週！
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我善導(われ・ぜんどう)
愛知県出身。2005年WAHAHA本舗に所属。役者として小劇場から商業演劇、ミュージカル、ドラマ、CM等ジャンルを問わずに活動中。【主な出演作品】舞台：「ドラゴンクエストライブスペクタクルツアー（トルネコ役）」、「ゾロ・ザ・ミュージカル」、「ロマンシング・サガ」他多数。ドラマ：「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう（レギュラー)」、NHK朝の連続テレビ小説「まれ」、「半分青い」他多数。
【今後の出演情報】詳しくはワハハ本舗ホームページを！
[我善導公式Twitter] @warezendou
