2022年ドラフト会議から約1カ月が過ぎた。カープは育成を含む10選手を指名。続々と新入団選手の仮契約が行われ、スカウトと握手をかわす選手たちの姿が報道されている。
ここでは、過去カープが指名した選手たちの入団会見の様子を振り返っていく。
今回振り返る2011年のドラフト会議では、『大学BIG3』と呼ばれた野村祐輔(明治大)、藤岡貴裕(東洋大、元・ロッテ等)、菅野智之(東海大、巨人)に注目が集まった。カープの中継ぎ陣として2016年のリーグ優勝に貢献した一岡竜司も、この年のドラフト指名組である(巨人3位)。
この年、カープが指名した選手は支配下・育成を合わせて8選手。広島が世界に誇るあの名二塁手から、先発登板日本記録を持つあの投手など……2011年12月当時、入団会見の残した選手たちのコメントをお届けする。
◆野村体制2年目のドラフトは、投打の選手をバランスよく獲得
まばゆいフラッシュがたかれる輝かしい舞台で、8人の新鋭が笑顔を見せた。みずみずしい夢と熱い闘志をたずさえた選手たちが、最高峰の舞台に辿り着いた。彼らはカープの一員としてチームの勝利に貢献することを、赤いユ二ホームを着て誓った。
◆ドラフト1位/野村祐輔(明治大)
「憧れのプロ野球界に入れることをすごく嬉しく思います。いずれはプロ野球界を代表する投手になりたいです。若い投手が多いので、早く溶け込みたいと思っています」
◆ドラフト2位/菊池涼介(中京学院大)
「守備や足でチームに貢献できる選手になりたいです。ショートもやりたいですが、チャンスがあるところなら外野でも内野でもやりたいと思います」
◆ドラフト3位/戸田隆矢(樟南高)
「自分の持ち味は強気で攻めていく投球です。目標は中日のチェン投手で、球のキレがすごいと思います。まずはしっかりやるべきことをやりたいと思います」
◆ドラフト4位/土生翔平(早稲田大)
「小さい頃から広島市民球場でカープを見ていました。憧れの球団に入れて嬉しいです。シュアな打撃や、守備では肩などが持ち味なので前面に出していきたいと思います」
◆育成ドラフト1位/富永 一(徳島インディゴソックス)
「小学校からプロが夢だったので嬉しく思います。真っ直ぐがアピールポイントなので、もっと磨いて一日でも早く一軍で活躍できる選手になりたいと思います」
◆育成ドラフト2位/中村真崇(香川オリーブガイナーズ)
「本当に長い間、この世界を目標に野球を続けてきました。その分誰にも負けない苦労を積み涙もたくさん流してきました。気持ちのこもったスイングをアピールしたいです」
◆育成ドラフト3位/塚田晃平(早稲田大)
「長身からの角度のあるストレートはもちろん、何があっても這い上がる強い気持ちがあります。東日本大震災もありましたので、社会貢献できるような選手になりたいです」
◆育成ドラフト4位/三家和真(市立和歌山高)
「赤色のユニフォームが着られることに、感謝の気持ちでいっぱいです。打撃と肩に自信があります。全てを磨きたいですが、特に勝負強い打撃ができるよう頑張ります」