開幕好スタートをきった巨人に競り負けた昨夜のカープ。連敗で勝率5割となっただけに、今日の試合は負けられない。

先発マウンドには、昨季8勝をマークした九里亜蓮があがる。6月に登板した練習試合2試合はいずれも無失点。特に、6月10日の阪神との練習試合では、主力を相手に6回78球を投げて、被安打2の無失点に抑えただけに仕上がりは良い。今夜も多彩な変化球を投げ分ける持ち味のピッチングを披露したい。九里亜蓮は現在プロ通算29勝。今日勝てば30勝到達となる。

巨人打線で注意すべきは、打率5割超えの岡本和真とパーラ。岡本和真は、昨日の試合で先制タイムリー、そして貴重な追加点となる押し出し四球と4番の役割を果たし、パーラも初対戦となったK.ジョンソンから2安打を放った。3年ぶりの開幕4連勝を飾った巨人に、これ以上勢いを与えないためにも、好調の2人を封じ込めることができるかがポイントとなりそうだ。

一方のカープ打線は、昨日の試合で2番に安部友裕、菊池涼介を8番に置く打順でのぞんだが、打線のつながりを欠き、内野ゴロと西川龍馬のホームランによる2点にとどまった。得点力アップが連敗脱出の鍵になるが、先発のメルセデスには、昨年3つの黒星をつけ、防御率は4.44と打ち込んでおり、カープとしては苦手意識は少ない。特にメヒアは8打数6安打1本塁打と相性がいいだけに、左腕攻略のキーマンとなりそうだ。打線でもう1人名前をあげると菊池涼介。開幕から17打数ノーヒットが続いているだけに、今夜こそは「H」のランプを灯したい。