5月20日(土)に3人制バスケットボールのグローバルリーグ『3x3.EXE PREMIER』が、新規参入チームを含めた41チームで熱戦を繰り広げている。

 『3x3』とは、アメリカの街中や公園にある屋外コートなどで盛んな、1on1や3on3などの自由度の高いストリートバスケを、2007年にFIBA(国際バスケットボール連盟)が、3人制の統一ルールを制定し正式競技化した。東京五輪公式競技としても取り入れられるなど、若年層を中心に大注目される都市型スポーツだ。

5月20日(土)に開幕する『3x3.EXE PREMIER』

◆ハイスピード・大迫力のプレー

 『3x3』は、通常のバスケットボールコートの半分であるハーフコート(横15m×縦11m)で行われ、スピーディーな展開や、激しいボディコンタクトなど、身体がぶつかり合う音が聞こえてくる迫力も魅力だ。

 1チーム4人で構成され、選手交代は自由。5人制バスケットボールは10分間のクォーターを4回、合計40分で行うが、3人制バスケットボールでは、10分間の1ピリオドのみとなり、21点を先取した時点でノックアウト(ゲームセット)となる。そのため、10分以内に試合が終わるケースも多い。

 得点はゴール下に大きく描かれた半円(アーク)の内側からのゴールは1点、外側からは2点が加算され、5人制バスケットボールと同じくアウトサイドからのシュート精度も求められる。スピーディーな試合展開で個人技の見せ所も多いが、コート上にいる3選手の戦術理解度や高い共通意識なども必要となるスポーツだ。

 また、観客も、コートや選手を近くで観戦することができ、会場が一体となって盛り上がるのも魅力の一つである。

◆2022年王者 UTSUNOMIYA BREX. EXEが開幕カードに登場

 そんな注目を集める、『3x3.EXE PREMIER』が5月20日に『ワテラス』(東京・御茶ノ水)で開幕した。

 『3x3.EXE PREMIER』は全国の会場をめぐりながら試合が行われるのも特徴の1つで、北はイベントホール赤レンガ(岩見沢市)から、南はSAGAサンライズパーク・パークテラス(佐賀市)まで、各都市の特徴が現れた会場で試合が行われる。開幕試合となる複合型施設『ワテラス』(東京・御茶ノ水)は、都会的な和と緑あふれる会場となっている。

 初戦のカードは初代王者TOKYO DIME.EXE(渋谷区)対 SENDAI AIRJOKER.EXE(仙台市)。TOKYOは今年5月上旬に行われた大会で優勝しコンディションは上々。また昨季のチャンピオンUTSUNOMIYA BREX. EXE(宇都宮市)もこの日に登場するなど、大会初日は15試合が行われた。

 『3x3.EXE PREMIER』は9月16、17日のプレーオフまで熱い戦いを繰り広げる。