地元開幕戦に敗れ、今季初の3連敗で勝率5割を切ったカープ。これ以上借金を増やさないためにも今日は負けられない一戦となる。

カープの先発は遠藤淳志。雨天中止の影響もあり6月25日以来の先発マウンドとなる。プロ初先発を果たした前回の巨人戦では、5回を投げて3失点。勝ち投手の権利目前で逆転を許しただけに、今日はリードを保ったままリリーフ陣にバトンを渡したい。阪神打線で警戒したいのは、1番・近本光司。昨日の試合では3安打2打点1盗塁の活躍で勝利に大きく貢献した。開幕から不調が続いていたが、打順が1番に戻ってから復調気配にあるだけに注意が必要だ。

阪神の先発は西勇輝。昨シーズンは4勝1敗と勝ち越しを許したうえに、マツダスタジアムでの登板では3勝、防御率1.50と苦しめられた。今シーズンは打線の援護に恵まれず勝ち星をあげることができていないが、2試合に登板し、防御率1.38と安定感のあるピッチングを続けているだけに、序盤から塁上を賑わし、西にプレッシャーを与えたい。

カープ打線は昨日の試合でも2ケタ安打を放つなど状態は悪くない。なかでもハイアベレージを残している鈴木誠也(打率.383)、堂林翔太(打率.395)が天敵攻略のキーマンとなりそうだ。