1月25日に、東京都千代田区・メディアドゥ セミナールームにて、千葉ロッテマリーンズ一軍打撃コーチの村田修一と、川﨑宗則によるトークショーが行われた。

 ふたりの共通点は、NPB、独立リーグ経験者というだけではない。2008年の北京五輪、2009年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では、日本代表に選出されている。かつて野球日本代表として日の丸を背負ったレジェンドを一目見ようと、200人近いファンが集まった。

25日に行われたトークショーの様子。(左からDJケチャップ氏、村田、川﨑)

◆世界を経験した漢たちの共演 

 会場にはロッテファンをはじめとするプロ野球ファンのほか、ふたりが共に所属したBCリーグ・栃木ゴールデンブレーブスのファンなど、多くの野球ファンが集まった。観客は、村田や川﨑のユニフォームやうちわ、タオルを身にまとい、登場前から会場のボルテージは最高潮に。バットスイングを披露する場面では来場者たちが一斉に写真を撮り始めるなど、大いに盛り上がりを見せた。

 トークショーでMCを担当したDJケチャップ氏は、村田が横浜(現DeNA)在籍時のスタジアムDJということもあり、当時の裏話も披露された。当時を振り返り「試合前になると、必ず村田さんの嗚咽が聞こえていたんです。すごいプレッシャーなんだと思いました」と話すと、村田も「今日も(試合が)始まる、とプレッシャーを感じるようになったのは高校くらいからだった。練習した成果を出したいからこそ、緊張していた」と語った。

 かつてプロ野球を支えた2人の軽快なトークに来場者は終始笑顔を見せるなど、大盛況のトークイベントとなった。