3月9日に開催された広島-鳥栖戦を、日本代表・森保一監督が視察した。エディオンピースウイング広島での公式戦を代表監督が視察するのは初。試合後の会見では、ピッチ上で躍動する選手だけでなく、クラブ悲願の新スタジアムへの印象も口にした。

ユース出身の満田誠と川村拓夢。正GKとして君臨する大迫敬介もユースの同期にあたる。

 広島が快勝を収めた試合では、森保監督が視察する中で代表経験のある大迫敬介、川村拓夢、満田誠らが先発。川村は1得点を挙げ、大迫もビッグセーブで魅せるなどアピールした。試合後の会見で森保監督は、「ピッチとスタンド、スタジアム全体が一体となって、非常に臨場感のある、選手とサポーターがお互いの熱を感じながら共感、共鳴できる素晴らしいスタジアムだと思いました」と新スタジアムへの印象を語った。

 また、3月21・26日に控えたW杯予選(2回戦)に向けては、「(今日の視察は)選手の発見と発掘という目的も含んでいます。このなかに、国の代表となってくれる選手もいるなと感じながら視察をしていました」と述べた。

 日本代表戦の開催も期待される、エディオンピースウイング広島。森保監督は「私に決定権があるわけではないので」と笑顔を見せながらも、「こういうところで代表戦をしたいという思いはあります」と思いを口にした。