日々一軍定着を目指して汗を流すカープの若手選手たち。ここでは、今季外野手に転向し、激しい外野手争いに挑む中村奨成の思いをお届けする。

今シーズンから背番号も『96』に変更となった。

 背水の陣で臨む、2024年シーズンの中村奨成。開幕直後、4月上旬に一軍昇格したものの、4打数無安打で再び二軍降格となった。

「打撃は悪くないと思います。甘い球を一発で仕留める技術は一軍で必要になってくるところなので意識しています」

 二軍では打撃面で一定の結果を残し続け、真摯に課題に取り組み続けてきた。自身の現状を、「ずっと二軍でやっていて情けないです」としながら、「いつ一軍に呼ばれても良いように準備、技術も心も準備もしておかないといけないと思っています」と強い思いを口にしていた。7月4日に一軍再昇格を果たしたが、思うような結果を残せていない。

 今季から本格的に外野に転向し、より打撃での結果が求められる。「やはり打たないと推薦されないと思っています」。一軍の外野陣の競争は激しいだけに、とにかくバットで結果を残したい。