カープは9日に行われた現役ドラフトで、投手・矢崎拓也がヤクルトからの指名を受け、移籍することを発表した。

ヤクルトへの移籍が発表された矢崎。カープでは通算149試合に登板した

 矢崎は2016年ドラフト1位でカープに入団。プロ8年目を迎えた今シーズンは26試合に登板し1勝1敗10ホールドをあげていた。プロ1年目の2017年には4月のヤクルト戦で先発としてプロデビューを飾り、9回表まで相手打線をノーヒットノーランに抑え注目を集めた。2023年にはセットアッパー、ストッパーとしてブルペンを支え、リーグ4位の24セーブを記録していた。

 矢崎は球団を通じ、コメントを発表。

「突然のことで驚いていますが良い転機として受け止めたいと思います。8年間お世話になった広島東洋カープに心から感謝申し上げます。そしていつも熱く応援してくださったファンの方々が自分の力になっていました。本当にありがとうございました。これからは指名していただいた東京ヤクルトスワローズの勝利に貢献できるよう、ベストを尽くしたいと思います」

 カープは現役ドラフト1巡目でオリックスから山足達也(内野手)、2巡目で日本ハムから鈴木健矢(投手)を獲得した。