2025明治安田J1リーグ第13節・広島ー新潟の一戦は、後半85分に失点を許し0-1で敗戦。広島は4月12日に行われ、0-1で敗れたホーム・岡山戦から4連敗となった。
3連敗から浮上のきっかけをつかみたい広島は、前半から新潟陣内に押し込む展開で相手ゴールに迫る。17分には中村草太のクロスにゴール前に詰めていた川辺駿が合わせたものの、これは枠外。さらに29分には菅大輝のFKに合わせた佐々木翔が頭でゴールを狙うが、これも相手GK・吉満大介のセーブに阻まれる。
後半、徐々に新潟がボールを持つ展開になると、流れを変えたい広島はボランチの井上潮音に代えて前田直輝を投入するなど交代カードを切るが、ゴールを奪うことができず試合は終盤へ。85分に新潟のMF・ミゲル シルヴィエラの来日初ゴールで先制点を奪った新潟がそのまま逃げ切りに成功し、4試合ぶりの勝点3をつかんだ。敗れた広島は4連敗。
試合後の会見に臨んだ迫井深也ヘッドコーチは、「怯まず、後ろに下がらず攻めて行こうと話していた。前半から選手はその通りのプレーしてくれてチャンスも多くつくり出せたが、あと一歩が決めきれない。選手は前へ向かうプレーをしてくれていた。奪いきったあとに、マイボールにする時間があれば状況は変わっていたと思う。守備の部分というよりも、奪ったあとの展開が課題」と試合を振り返った。浦和戦から続いて先発出場した井上は、「もう一度、広島の良さ、勝っている時の良いイメージをみんなで思い出したい。そのためにも勝つことが必要」と、連敗脱出に向け言葉に力を込めた。
広島は次節、5月3日にエディオンピースウイング広島で福岡と対戦する。