─ ただACLで結果を残してリーグ戦に、という気持ちもあったのでは?

「そうですね。でも試合に入っちゃうと忘れてしまうので、試合中はそういった意識はなかったです。それもあって、いつも通りのプレーができたかなとも思います」


─ いつも通りのプレーということですが、今季は特に前に出る推進力に目を見張るものがあります。

「試合に出始めたとき守備から前に出る選手が少なかったので、個人でボールを運ぶということを意識していたら自然と前に出るシーンも増えました。チームには前に出るアタッカーがそれほどいないと思うので、自分にはそこも求められていると思います」


─ 実際、森島選手がスタメンに名を連ねるようになってから、明らかに縦に切り込んでいくシーンが増えました。

「自分の役割というものを考えていたら、自然と前に出る動きが増えてきたと思います」


─ 監督や周囲から求められた部分もあったのでしょうか?

「前に出る動きに関しては自分で考えて、そういう動きができる選手が必要だなと思ってやっています。直接指示があったわけではないですが、監督から求められているのは、そこだろうと思っています」


(広島アスリートマガジン2019年10月号から一部抜粋・続きは本誌にて掲載)


▼ 森島 司(もりしまつかさ)
1997年4月25日生、三重県出身/175cm、66kg/MF。
四日市中央工高を経て、16年にサンフレッチェ広島に入団。日本高校選抜(14年)、U-18~U-21と各世代で日本代表入りを果たしている。