今季はACL出場を機に大ブレイクしたMF森島選手

新戦力の台頭が著しいサンフレッチェにあって、森島司が一際存在感を放っている。連敗時の起爆剤としてリーグ戦で先発起用されると、そこからチーム成績が急上昇。ACLで覚醒した姿そのままに、リーグ戦のピッチでも他を圧倒する活躍を見せている。逆転優勝を成し遂げるためには、今後は勝ち点1ではなく勝ち点3が必要となる。
プロ4年目にしてチームの命運を握る存在となった期待のシャドーに話を聞いた。


─ 8月31日の磐田戦で左足首を痛め途中交代。ヒヤリとする場面でした。

「診断は捻挫でした。これまでも数回やっているんですけど、以前のものと比べたら軽かったので良かったです」


─ これまでもケガに泣かされ結果が出ないことも多々ありました。プロ4年目を迎えるにあたり、どのようなメンタルで今季に臨みましたか?

「結果的にシーズン序盤はベンチにも入れなかったんですけど、キャンプからコンディションも良かったので『いけるかな』という気持ちは持っていました」


─ ベンチ入りできなかったときの気持ちを、改めて言葉にするとすれば?

「今年もか、という感じでした(苦笑)。本当にコンディションが良くてシーズンが始まれば試合に出るチャンスも来るだろうと思っていたんですけど、実際はベンチにも入れなかったのでちょっと焦りました。でも性格的にガツガツはしていないと思いますし、そこは成り行きと言いますか(笑)」