サンフレッチェ広島は4日、V.ジェルマンとの契約満了に伴い、来季の契約を更新しないと発表した。
ジェルマンはASモナコ、マルセイユなどでプレーし2025シーズンから広島に加入。世代別フランス代表としての経験も持つFWとして注目を集めた。J1では通算35試合に出場し4得点。5月17日に行われた明治安田J1リーグ・第17節の東京V戦では、逆転勝利を引き寄せる貴重な同点弾をあげJ初ゴールをマークした。
また、ルヴァン杯ではビハインドで迎えたプライムラウンド準々決勝・第2戦で準決勝を決定づけるヘディングを決めると、横浜FCとの準決勝・第2戦ではPKキッカーを務め、タイトル奪還を目指すチームを決勝進出へ向け大きく前進させた。
ジェルマンはクラブを通じてコメントを発表。
「サンフレッチェファミリーのみなさまへ
私の広島での旅は終わりを迎えることになりました。サッカー選手として、そして一人の人間として、本当に素晴らしい経験でした!ピッチ内外におけるすべての瞬間に心から感謝しています。常にチームを鼓舞し後押ししてくださった皆さんと共につくり上げたスタジアムの素晴らしい雰囲気を、私はいつまでも忘れることはないでしょう。そして、チームメイトと共にタイトルを獲得できたことを心から誇りに思います。これからはサンフレッチェの大ファンとして過ごしていきます。
広島のみなさまへ
日本人の代名詞とも言える寛大さと礼儀正しさをもって私と家族を温かく迎えていただきありがとうございました。広島は私たちの心の中で特別な場所であり続けます。
最後に、今シーズン素晴らしい時間を共に過ごしたチームメイトとコーチ陣、すべてのスタッフに対して心からの感謝をお伝えするとともに、サンフレッチェのさらなる飛躍を祈っています。ありがとうございました。またお会いしましょう。
ヴァレール・ジェルマン」
広島は11月にも、これまで4シーズンにわたりチームを率いてきたミヒャエル・スキッベ監督、セハット・ウマルコーチの今季限りでの退任を発表している。

