12月10日、マツダスタジアムでカープ・森下暢仁が契約更改に臨んだ。プロ7年目のシーズンを6勝14敗で終えた右腕は、「チームにいなければならない存在だと思ってもらえるようにやっていきたい」と来季への決意を語った。
プロ6年目のシーズンは22試合に登板し6勝14敗、防御率2.48をマーク。初の開幕投手も務めた。2024年シーズンは自身2度目の二桁勝利をあげていただけに、今季も先発の柱として期待を集めていたが、8月以降は右肩のコンディション不良もあり一軍登録抹消。再昇格のないままシーズンを終えていた。
金額については「上げてもらいました」と話したものの、自身の成績に関しては「正直、良いと思える数字はない。チームを離れた期間もあり迷惑をかけてしまった。ただただ、シーズン最後までチームのなかにいることができなかったのが悔しい。自分が貯金をつくれなかったことが不甲斐ない」と悔しさを口にした。
プロ入り後、最少となる6勝にとどまったシーズンについては、「1点、2点をとってもらった試合で、本当は自分が勝ち切らなければならなかった。球団にもそう言われました」と明かし、「来年はスタートからやらなければならないし、チームに勢いを与えられる存在でいなければいけないと思っている。ひとりの先発投手として、チームにいなければならない存在だと思ってもらえるようにやっていきたい」と、先発ローテーション争いの激化が予想される来シーズンに向け意気込んだ。
「プロに入って6年、不甲斐ない成績ばかりだと感じています。だからこそ来シーズン、栗林(良吏)さんが先発に転向することになったのだと受け止めている」と度々悔しさを口にした森下。今オフは、技術、体力、すべてをレベルアップし「プロ7年目の来年は、キャリアハイを出せるようにしっかり準備をしていきたい」とリベンジを誓った。

