サンフレッチェ広島は3日、エディオンピースウイング広島で2026/27シーズンから完全移籍で加入する浅野拓磨の会見を行った。会見には抽選で招待されたファンクラブ会員も出席。世界を舞台に活躍したストライカーの帰還に、大きな拍手を送った。
浅野と共に会見に出席したサンフレッチェ広島の久保雅義社長は、今回の補強の背景について「国内タイトルはもちろん、アジア、そして世界で戦えるクラブになることを目標に掲げるなかで、個人の力で局面を打開でき、周りと連携しながら勝利のために献身的にプレーできる選手が必要と考えました。ガウル監督が目指すサッカーを体現し、チーム全体のプレー強度を引き上げられる選手を探していました。浅野選手は、まさにその条件を満たす存在であり、私たちが目指すサッカーに欠かせないと感じます」とし、「勝者のメンタリティをクラブに根付かせ、経験をチーム全体に還元してくれることを期待します。タイトル獲得という目標に向い、クラブも浅野選手と共に挑戦を続けていきます」と期待を寄せた。
10年ぶりの日本復帰となった浅野だが、「シーズン終了後も、日本に帰るつもりはさらさらなかった」と明かす。マヨルカまで足を運んだサンフレッチェ強化部に対しても、「(マヨルカまで)来てもらうのはうれしいけれど、僕の気持ちは変わらないと思っていた」と正直な胸の内を明かした。
「できるだけ長くヨーロッパでプレーしたいと思っていたし、そうすることがサンフレッチェへの恩返しにもなると思っていた」と、日本復帰にあたって葛藤もあったとしながら、「いつも『自分にとっていちばん難しいチャレンジ』を選んできた。(今の自分に与えられた選択肢のなかで)いちばん『チャレンジ』だと感じたのが広島復帰だった。それを選んだのが自分らしいと感じたし、後はやるだけだと感じている」と、古巣復帰を決めた背景を語った。
背番号は、2013年の加入当初背負った『29』。
「自分がここでやりたいことは優勝だけ。そのためにサンフレッチェに帰ってきた。ファン・サポーターのみなさんも、一緒に優勝を目指して頑張ってほしい」と言葉に力を込めた浅野。「そして、もう一度日本代表のピッチに立つために広島に戻ってきました。何より、今の自分よりも成長するためにこのチームを選んだ。ここで落ち着くつもりはさらさらないし、次のW杯ももちろん目指している」と、4年後の代表入りに向けたさらなる成長も誓った。
ヨーロッパ、そして代表の舞台で得た経験を武器に、広島を2015年以来のリーグ制覇へ。『ジャガー』の凱旋に、ファン・サポーターの期待はますます高まりそうだ。

