12月9日、愛知・ウィングアリーナ刈谷で、広島ドラゴンフライズとシーホース三河のリーグ第12節が行なわれた。中2日、加えて西地区1位との対戦だけに苦戦が予想された一戦。不本意ながらその予想は的中し、広島がアウェーの地で厳しい現実を突きつけられた。

キャプテン・朝山正悟選手のレイアップなどで盛り返したが、三河の攻撃を止めることはできなかった。

<1Q>
広島はトーマス・ケネディのジャンプシュートで先制。序盤はアイザイア・マーフィーのスリーポイント、ジャマリ・トレイラーのドライブからレイアップで得点しリードを奪う。しかし、クォーター終盤に金丸晃輔(三河)に連続得点を許し、一気に差を詰められたところで第1クォーターを終了。スコアは20-18。

<2Q>
広島はクォーター開始から連続でシェーン・ウィティングトン、根來新之助にスリーポイントを決められ三河に逆転を許す。一方、オフェンスでもシュートが決まらず、得点が奪えない。三河のバランスの良い攻撃を止められず、31-49で第2クォーターを終了。

<3Q>
広島はグレゴリー・エチェニケのゴール下のシュート、ケネディのスリーポイントで得点するが、金丸のスリーポイントを止められない。ディフェンスバウンドからマーフィーがレイアップを決めるなど速い攻撃展開を見せたが、点差を詰めるまでには至らず49-67で終了。

<4Q>
クォーター序盤に、三河のターンオーバーから田中成也(広島)のスリーポイント、朝山正悟(広島)がレイアップを決め盛り返しを見せる。しかし、そこからターンオーバーを犯し良い流れを持続できない。結果、三河の攻撃を止めることはできず、64-87で敗戦した。

 第1クォーターは西地区首位の三河相手にリードを奪ったが、第2クォーターで一気に形勢が逆転。結果的には20点差以上離されるワンサイドゲームとなってしまった。巻き返しを図る広島は次節、またも中2日という厳しい日程(12月12日/広島サンプラザホール)で、西地区3位の名古屋ダイヤモンドドルフィンズを迎え撃つ。

◆ドラゴンフライズ・ヘッドコーチコメント

堀田剛司ヘッドコーチ
「今日のゲームを通して良い時間帯もあった。その時間帯を40分間継続することが今後の課題だと思う。今日ダメだったところを修正し、次の名古屋ダイヤモンドドルフィンズ戦に向けて準備していきたい」

■試合結果
2020-21シーズン第12節/12月9日/愛知・ウィングアリーナ刈谷
●(4勝15敗/西地区9位)広島ドラゴンフライズ 64-87 シーホース三河(14勝5敗/西地区1位)〇
(1Q:20-18.2Q:11-31.3Q:18-18.4Q:15-20)

【スターター】
広島/ジャマリ・トレイラー、トーマス・ケネディ、アイザイア・マーフィー、グレゴリー・エチェニケ、古野拓巳
三河/川村卓也、カイル・コリンズワース、金丸晃輔、シェーファーアヴィ幸樹、ダバンテ・ガードナー