◆1996-1997、2000-2002「2年連続で打点王を獲得442打点」
ルイス・ロペス

<575試合、打率.305、112本塁打、442打点>

 多くの関係者、ファンが史上最強の助っ人野手として名を挙げるのがロペスだ。1996年、1997年に連続打点王に輝くなど勝負強い打撃を売りに、江藤智、前田智徳らと“ビッグレッドマシン”を形成。来日直後の春季キャンプで山本一義打撃コーチの指導を素直に受け入れるなど、日本式を取り入れる柔軟性がカープ史に残る名助っ人を生み出したと言える。

◆2004-2005「強打者の証、球団最多の23死球」
グレッグ・ラロッカ

<202試合、打率.319、58本塁打、157打点>

 死球の数は強打者の証、今なお球団記録となっている23死球だけではなく、2007年にはオリックスで日本記録となる28個の死球を記録している。打力は来日当初はあまり期待されていなかったが、開幕から打ちまくり来日1年目に打率3割、40本塁打、100打点をクリア。翌年には故障に泣きカープを退団したものの、その後はヤクルト、オリックスと日本球界を渡り歩き、非凡な打撃を見せ続けた。

◆2012-2018「球団外国人で最長の7年在籍」
ブラッド・エルドレッド

<577試合、打率.259、133本塁打、370打点>

 2012年はシーズン途中の加入ながら、65試合の出場でチーム2位となる11本塁打をマーク。2014年には三振に関する球団記録を軒並み更新するも、尻上がりに状態を上げ自身初の打撃タイトルとなる本塁打王(37本)を獲得した。リーグ優勝に大きく貢献した優良助っ人で、在籍7年はライトルの6年を超えて最長。2019年9月に現役引退を発表し、現在はカープの駐米スカウトを務めている。