◆状態が気になる三本柱。リリーフ陣は流れを変える投球を

　そして気になるのは、大瀬良大地、森下暢仁、九里亜蓮の三人です。

　床田が離脱した今、この三本柱でしっかりとイニングをこなし、良い展開をつくっていくことが、チーム状態を好転させるひとつのキーポイントになるのではないでしょうか。そこにアンダーソンや遠藤淳志、野村祐輔、二軍から上がってくる若い投手がついていけば、投手陣としても良い状態で試合がつくれるのではないかと思います。3人の奮起に期待したいところです。

　さて、常に課題と言われ続けたリリーフ陣ですが、連敗中はリリーフの失点から敗戦につながるというケースも見られました。

　リリーフの大切な役割は、劣勢の試合であってもいかに失点せずに切り抜けるか、嫌な流れを止めるかということです。いかに1イニングをしっかりと投げ切るかが重要になってくるのですが、毎回お話ししているように、先頭打者への入りが悪い点が気になりました。

　無駄なランナーを出さず、相手の勢いを止めて味方の援護を待つ。

　そうした役割をしっかり意識しながら、自分自身の投球ができるように頑張ってもらいたいですね。

　どの投手も力のある投手です。自分の持っている本来の力を出し切れるように準備をして、安定感のある投球をしてほしいと思います。