◆サンフレOBが指摘する今季のポイント

 先制点もさることながら、今年の特徴として挙げられるのがセットプレーで得点が奪えていることだ。サンフレッチェOBの吉田安孝氏も、今季のポイントとしてセットプレーの重要性を挙げている。

「勝ち点という部分で言えば、重要になるのがセットプレーだと思います。野球で言えばホームラン。長いシーズンを戦う上で、そういう飛び道具は非常に大事になってきます。その意味では横浜FM戦、札幌戦などでもセットプレーから得点も生まれていますし、そこは今後も意識して選手間でのイメージ共有を常に図ってほしいです」

 これまでは先制点を奪いながら後半に追いつかれる展開が続いたが、清水戦では最後まで集中力を切らさず無失点で完遂した。3月7日から続く中2日、中2日、中3日の連戦を、サンフレッチェは2勝2分の好成績で乗り切った。この勢いを持続し、再びアウェーで行われる中3日の大分トリニータ戦(3月21日)でも勝利を収めたい。

■試合結果
2021明治安田生命J1リーグ/3月17日/エディオンスタジアム広島
〇(2勝3分/6位)サンフレッチェ広島 1-0 清水エスパルス(1勝2分2敗/10位)●

【スタメン】※フォーメーション/4-4-2
広島/GK・大迫敬介、DF・東俊希、佐々木翔、荒木隼人、今津佑太、MF・森島司、柴﨑晃誠、川辺駿、柏好文、FW・浅野雄也、鮎川峻