◆テレビのゲスト解説を務めたときの感想
前回、読者の方からの質問を紹介させていただきましたが、今回もまた一つだけ答えてみたいと思います。オレは2017年8月にマツダスタジアムで始球式をさせていただいたんですけど、始球式が終わったあとにはテレビのゲスト解説も務めました。
当時、ブログにそのことは書いたんですけど、あらためて「ゲスト解説をしたときのことを聞いてみたい」という質問があったので、思い出しながら書いてみたいと思います。
正直、野球の解説をやってみたいという気持ちは、そんなになかったんですよ。確かにオレは野球経験者ではあるけど、別に高校時代に甲子園に出たことがあるわけでもないし、ましてやプロ野球選手だったわけでもない、単なるカープファンですから。そんないちファンがカープ戦の解説に入るのはどうなんだ?っていう気持ちがあって。
プロ野球経験者とかなら分かるけど、単なるカープファンがその場にいて良いのかなっていうプレッシャーをすごく感じていましたね。もちろん楽しかったし、良い経験にはなったけど葛藤もありました。
だから当日はナーバスになっていたし、とにかく放送中は“知ったフリ”で話すのはやめようと思っていました。いちファンとして疑問に思ったことを、解説の北別府学さんにぶつけるというスタンスで解説を…いや、もはや解説じゃないですね(笑)。カープファン代表として解説席に座らせてもらっていたという感じでした。
ただ北別府さんに質問するにしても、試合展開で大事な場面とか、北別府さんがマジメな話をしているときに、茶々を入れたり、ここはどうなんですか?とか聞いていいのかなって迷いがありましたね。あのときは制御不能じゃなくて、完全に北別府さんに制御されていました(笑)。