3月26日、プロ野球が当初の予定通りに開幕した。2年前までであれば当たり前のような話だが、昨年は3月18日に史上2度目となる開幕の延期が決定。同月26日には阪神の3選手がPCR検査で陽性反応となり、これを受けてカープも選手の体調管理に嗅覚、味覚の2項目を付け加えることを発表した。

無観客で開催されたオープン戦。昨年は7月10日から5000人を上限とする有観客試合が復活した。

 また直後には選手会長の田中広輔が、遠征時の外出を禁止する方針を球団に進言。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、球団側もこの申し出を了承した。

 しかしながら新型コロナの猛威は続き、4月3日にはプロ野球12球団代表者会議により開幕の無期延期が決定。当初は4月24日の開幕を目指して調整が続けられていたが、慎重に推移を見極めながら4月下旬〜5月上旬での再開催案、また143試合からの試合数削減も検討されるようになっていた。未ださまざまな規制が課されているが、今季こそは例年通りに全試合が無事開催されることを望みたい。