代表ウィークの中断期間を経て、J1リーグ公式戦が再開。4月3日、サンフレッチェ広島がホームでG大阪を迎え撃った。

日本代表に選出された佐々木翔選手。G大阪戦は足の不調で今季初のベンチ外となった。

 本来であれば昨季を2位で終え、大幅な戦力補強にも成功したG大阪が優位と目される試合だが、今回ばかりはサンフレッチェに分がある試合と思われていた。G大阪は開幕直後に選手やスタッフに新型コロナウイルスの陽性反応が出たことで、3月の6試合が全て延期に。実戦練習もままならない中での、約1カ月ぶりの公式戦だった。

 それを思えば足の不調で佐々木翔が欠場したとはいえ、サンフレッチェが優位と思われてもおかしくない試合で、実際にピッチ上でも時間が経つにつれG大阪が押し込まれるシーンも目立っていた。

 ところが数度の決定機を迎えながら、終わってみれば0対0のスコアレスドロー。J1リーグ無敗を継続し勝ち点1を得たことは大きいが、サンフレッチェ側から見れば勝ち点2を失った感覚の方が大きいに違いない。

 サンフレッチェはG大阪戦から5月末まで、再び週2試合ペースの超過密日程(17連戦)に突入した。その間には名古屋グランパス、川崎フロンターレ戦も含まれるだけに、今後も着実に勝ち点を積み重ねたいところである。

■試合結果
2021明治安田生命J1リーグ第7節/4月3日/エディオンスタジアム広島
△(3勝4分)サンフレッチェ広島 0-0 ガンバ大阪(1分1敗)△

【スタメン】※フォーメーション/4-3-3
広島/GK・大迫敬介、DF・東俊希、今津佑太、荒木隼人、野上結貴、MF・森島司、青山敏弘、川辺駿、FW・ジュニオール・サントス、ドウグラス・ヴィエイラ、浅野雄也