◆ニック・スタビノア・2012年-2013年

 開幕当初は4番・栗原健太の前後を固めていたが、栗原が故障離脱した4月24日以降は4番に定着。5月8日の阪神戦で3打席連続本塁打をマークするなど、4月と5月だけで9本塁打を放つ活躍を見せた。

 ところが6月11日のオリックス戦で一塁へ全力疾走している際に、ベース上で左膝を負傷。左膝前十字靭帯損傷、および内側半月板損傷の重傷を負い以降はリハビリに終始した。

 離脱時までチームトップの本塁打と打点を記録した長距離砲は、球団からさらなる活躍を期待され残留が決定。名前のニックに掛け、“いい肉の日”である11月29日に契約を合意した。

ニック・スタビノア・2012年成績[52試合/181打数/43安打/9本塁打/24打点/打率.238]

◆フレッド・ルイス・2013年

 春季キャンプ初日にインフルエンザに感染するなど出鼻をくじかれたルイスは、その後も極度の打撃不振に苦しんだ。エルドレッドに次ぐ第2の外国人選手という位置付けながら、開幕3戦目にはスタメン落ちを経験。当初はクリーンアップでの起用が続いたが、俊足が買われ4月中旬からは1番での起用が増えていった。

 しかし、その後も復調は見られず8月17日に二軍降格となると、そのまま一軍に戻ることなくシーズンを終了。オフの秋季キャンプに参加することもなく、1年限りでカープを退団することとなった。

フレッド・ルイス・2013年成績[79試合/265打数/71安打/4本塁打/20打点/打率.268]