2018年のドラフトで6位指名を受け入団した正隨優弥が、ファームで結果を出し続けている。現在はウエスタン・リーグの首位打者で、その他の主要打撃成績でも上位に名を連ねている。ここでは次代の4番候補として期待を集める和製スラッガーの、プロ1年目の声を振り返る。
(『広島アスリートマガジン』2019年6月号掲載)

昨季、プロ初安打をプロ初本塁打で飾った正隨優弥選手。

─ プロ1年目のシーズンが始まってから、ここまでの手応えはいかがですか?

「初めの方は右も左も分からない中で、オープン戦まで一軍に帯同させてもらって自分なりに必死にやっていたんですけど、なかなか思うように結果が出ませんでした。二軍が開幕して4試合目から出させてもらっていますが、二軍でも打率1割台ですからね……。ただ、少しずつですけど自分の中で良い感触を得てきているので、そこはどんどん伸ばしていきたいと思っています」

─ 打撃ではどんな部分で苦労されていますか?

「オープン戦までは長打を打てていましたが、今思うとあの時期は投手も調整段階だったんだと思います。仕上がってきた投手の球をなかなか捉え切ることができませんでした。個人的に直球への対応は自信もありますし、当初からある程度捉えることができていましたが、課題は変化球ですね」