カープが雨天中止を挟む4連敗で借金3。首位の阪神から7.5ゲーム差と、まだ31試合を消化した段階とはいえ厳しい状況に追い込まれている。リーグ3連覇中の借金は最大で1だけに、本日(5月3日)からのホームゲームで一つでも借金を減らしたいところだ。

リーグ3連覇当時はホームゲームで圧倒的な強さを見せたカープ。

 近年のカープはホームゲームで貯金を積み上げることで安定した成績を残してきた。しかし今季は4月(3勝6敗1分)に失速するなど、現在は6勝7敗2分と地元の利を活かすことができていない。

 ここ数年を振り返ればシーズン通してホームゲームで負け越したのは、球団史上初のクライマックス・シリーズ進出を果たした2013年と、5位に沈んだ昨季のみ。ホームの勝率とシーズンの成績が完全にリンクするわけではないが、リーグ3連覇中は明らかにマツダスタジアムでの勝率の高さがカープの強さを後押ししていた。

 5月2日現在でカープはリーグワーストの23失策と、守備面でも綻びが見え始めている。まだ巻き返しは可能なだけに、今こそ佐々岡監督が口にする「投手を中心とした守り勝つ野球」を取り戻したい。

【2013年以降のホームゲーム成績】
2020年 5位<25勝27敗8分>
2019年 4位<39勝32敗1分>
2018年 1位<45勝25敗2分>
2017年 1位<50勝20敗1分>
2016年 1位<51勝20敗1分>
2015年 4位<37勝32敗2分>
2014年 3位<42勝29敗1分>
2013年 3位<34勝37敗1分>